厳しめだが想定範囲内の証言。大型株から小型株へ。

2018年02月28日(水)の株式相場

パウエル新議長の議会証言は「段階的な利上げを堅持するよ」となった。予想範囲内で、その中ではやや引き締めよりの内容と受け止められた模様。今後、あまり株高になるよう市場環境なら、実際に引き締めがきつくなる（利上げペースが加速する）ことが想定され、株価の上値が抑えられるような展開になりそう。

NYダウは-299.24（-1.16%）で、日経平均も下げてスタート。午前は100円安程度で耐えていたが、午後は先物主導で崩れ-321.62（-1.44%）の大幅安で終了。

市場単位での動きは異なっており、日経平均とTOPIXが下落したものの、東証2部、ジャスダックスタンダード、ジャスダックグロース、マザーズは揃って上昇。昨日までのグロースからバリューへの動きではなく、大型株から小型株への動き。今後しばらく上値が抑えられるなら、個別に動きやすい小型株に分がある展開になるのかもしれない。

割安な小型株を丹念に調べて見つけておけば、この流れに乗って水準訂正が入るかもしれない。多少相場が崩れる局面があれば、買い入れたいところである。

指数名	終値	前日比	日中値幅	売買代金	値上がり	値下がり
日経225	22068	-321.62 (-1.44%)	310円	1.66 兆円	15銘柄	208銘柄
TOPIX	1768	-22.10(-1.23％)	-	2.94 兆円	679銘柄	1,326銘柄
マザーズ	1239	+9.10(+0.74％)	-	0.08 兆円	147銘柄	85銘柄