弱いチャートを形成。先は知れないが、想定と対処はできる。
2018年02月07日(水)の株式相場
前日の大幅安からしっかり反発して始まったものの前引け前から大引けまで垂れ続け、前日の終値水準で終了。日中値幅730円がほぼそのまま垂れた分で、強さを感じられないチャートを形成した。
人口減少の入り口に立った日本は、これから困難が多いであろう。しかし足元の日本株はPER割安、配当利回り十分、業績も良しで上げて来ており、その状況が変わった訳ではない。AI、ロボット、仮想通貨に代表されるような新しい産業が成長していくことも変わらない。しかし、一度強めの調整が始まると評価の観点や時間軸が変わるので、しばらくは市場の合意形成を待たなければいけない。為替と米国債金利と株価の妥当な水準が決まるまで、行ったり来たりの若干粗い展開であろうか。
VIXの売り建て(相場が粗く動かないことに対しての掛け)額が巨大という評価の難しいニュースもあり、上昇の調整のつもりが、うっかり極端に下げてしまうとお金を返せない個人・法人が出て大暴落にという展開も無くは無い。もちろん何事もなく終わるかもしれないが、これだけ上げ相場が続けば売りを仕掛けたい人もいるし、多額の借金をしている個人も国も多いので、大きな火の手があがるようなことがあれば、売りが売りを呼ぶ展開も想定の1つであろうか。
相場の先行きは誰にも分らないが、ケースを想定して対処することはできる。兼業投資家としては「休むも相場」の局面。ポジションが残っているなら今朝のような短期リバウンド局面で売り、万が一の大暴落時にのみ買い。セオリーとしては待ちが正解である。
日経225 | 21645 | +35.13 (+0.16%) | 730円 | 2.80 兆円 | 109銘柄 | 109銘柄 |
TOPIX | 1750 | +6.50(+0.37%) | - | 4.53 兆円 | 1,165銘柄 | 821銘柄 |
マザーズ | 1171 | +0.19(+0.02%) | - | 0.11 兆円 | 128銘柄 | 104銘柄 |