KKのスマホアプリ&株式日報

スマホアプリの記事を書くつもりが、何故か株式投資のエントリばかり。産業と政治の大きな流れ、企業の動き、市場の反応はいつも興味深い。

円高で日経平均伸び止まり。相場技術は「冷静に早く」。

2018年01月29日(月)の株式相場

今日の日経平均は高く始まったものの、後場寄りでガタッと崩れて僅かにマイナスで終了。日経平均の構成銘柄が満遍なく売られていたので、先物主導で指数が売られた印象。個別銘柄としては、好決算発表のファナックも市場の反応は「織り込み済」。まだ上昇トレンドは崩れていないが、円高でやや重たい雰囲気。このあと上がる場合に備えてポジションは維持、潮目の変化に備えてポジションの減らし方を思案、というスタンスが妥当なところか。

さて今日の話題もコインチェック。週末、コインチェックが被害にあったNEMを「自己資金で」返金すると発表。個人的推測では、返金作業に手間はかかるが、資金的には心配が無い状況。つまり、480億円を余裕で捻出できるくらい儲かっている、ということだと思われる。「広告を垂れ流さないといけないほどに儲かっている」と言われていたその儲けは私の金曜時点の想定以上。

今後顧客が離れなければ莫大な利益を生み続ける。この利益を巡っての駆け引き。コインチェックを維持拡大させたい勢力と、コインチェックから顧客を奪いたい勢力。今日の株式市場の評価は、後者の勝利。NEM漏れ問題が手当てされたこと、仮想通貨取引所の儲かり具合が明るみになったことで、大幅に値を上げて始まった仮想通貨関連銘柄であるが、SBIはさらに値を上げ、セレスは値を崩した。

個人的には金曜夜にSBIをPTSで手仕舞いしてしまい残念。コインチェックの利益額をきちんと計算してみなかったことが敗因。株式相場では数字に基づかない直観では勝率が上がらない。冷静に早く。数字を見た上での直観で行動しなければいけない。

指数名
終値
前日比
日中値幅
売買代金
値上がり
値下がり
日経225 23629 -2.54 (-0.01%) 210円 1.45 兆円 103銘柄 113銘柄
TOPIX 1880 +1.06(+0.06%) - 2.59 兆円 1,129銘柄 828銘柄
マザーズ 1334 -17.54(-1.30%) - 0.1 兆円 81銘柄 154銘柄

日中3ヵ月
↑日経平均(左:日中・右:3ヵ月)

日中3ヵ月
↑SBIホールディングス(左:日中・右:3ヵ月)

日中3ヵ月
↑セレス(左:日中・右:3ヵ月)